梨(わかば)(旧わかばTS56のゲーム、カード日記)

見たアニメや映画、読んだ本の感想と時々表現規制問題について語れればと思っています

終末のイゼッタ 9~12話雑感

イゼッタ最終回でしたね!春アニメも終わろうかという時期に情報知って以来ずっと楽しみにしていたアニメで、1クールという限られた時間内でしっかり一つの物語を纏めてくれたのは個人的にもとてもよかったです。

 

(危ういところもありながらも)魔女無双だった8話までと比較して、ゲール側にレイラインやら魔女の秘密がばれ、白き魔女のクローン体であるゾフィー(今気になったけどあの世界のクローンって記憶の継承も出来るのか・・・流石世界一ィィィィィィィィ‼の科学力w)に魔石の力を加えてゲールが反撃に出てからの戦いは一転して苦戦の連続。フィーネの心が折れかけたりと見てる側も辛い展開でした。あと5話辺りでフィーネが宣言した「我が国に仇為す者には魔女の鉄槌が下るだろう!」の発言が10話のサブタイ(よりにもよってゲール側の攻撃)で回収されたのも個人的にクスリと来ました。11話であきらめかけたフィーネをイゼッタが叱責して立ち上がらせるシーンは「鉄血のオルフェンズ」22話のミカがオルガたきつけるシーン思い出しましたwあっちはもっとおっかなかったですけどね~

 

今回の最終決戦でもミサイル発射阻止の為に戦うイゼッタと連合国側(特にアトランタ)を動かすために会議場に乗り込むフィーネ。二人のそれそれの戦いが余すことなく描写されていました。命を削りながら戦うイゼッタは勿論の事、「魔女、魔法を兵器利用させない」ために唯一無二の友を犠牲にするという選択を下したフィーネのそれぞれの痛みが克明に示されていた点がみ見ているこっちの胸を締め付けました・・・アトランタがあんなに早く欧州上陸を決め込むって事はあの世界では日本に相当する国との戦争はなかった、もしくは早期決着で終わったのかな・・・と少し気になりました。そしてイゼッタ・・・エイルシュタット側も、そして視聴者も死んだと思ってた(俺個人的には生駒(カバネリ)とパワーアップの時期、デメリットが似ているのでワンチャン生存もあり得るかも程度には儚い望みを抱いていたんですけどね)のに生きててくれてよかったです。現代によみがえった白き魔女のお伽噺がこうして文句なしのハッピーエンドに終わってくれて本当ほっとしました。

以下最終話個人的にいいと思った所のまとめ

・ジークの最後

ジークが撃とうとしたゲール兵が6話のヨナスっぽく見えて撃つのをためらってしまうシーンがかなり心に刺さりました。どれだけ冷徹に振舞っても心のどこかで後悔があったんだな~って再実感できました・・・序盤のころ「こいつ裏切んじゃね?」的な疑念持っててすみません

 

・やっぱり生きていたベルクマン

事前に隠しておいた舟を使って逃げようとしたときに元部下のバスラーに補足され、問答の果てに銃撃されたベルクマン。これもジーク同様死んだかと思われてましたがちゃっかり生きててアトランタで何者かと取引してました・・・な~んか安心したってかwこの男はこうでなくっちゃあって思いました。それはいいとして何取引していたんだろ一体・・・魔法絡みのデータは用無しだし、まぁクローン技術だけでも相当な儲けものかぁ

 

・イゼッタがいた小屋て寝てた犬の描写

最後のシーンでイゼッタのそばで寝ていた犬が、だらりと寝転がりながら短い呼吸を繰り返している描写が細かいなと思いました。おそらく子供の頃のフィーネと遊んでいた犬と同一の犬だと思うので、相当な老犬であるという感じが出ていてよかったです